相続のことを司法書士に相談すべき理由とは？各専門家の役割を徹底解説 - 【公式】平塚相続遺言相談センター｜無料相談実施中！
相続に関する問題が生じた時、いったい誰に相談すればよいのかわからないという方は多いでしょう。相続問題の相談先として挙げられる専門家は、司法書士、税理士、弁護士、行政書士です。重なっている業務もあれば、その専門家にしか扱うことのできない業務もあります。そこで本記事では、各専門家の役割を比較しながら、相続のことを司法書士に相談すべき理由について解説いたします。
Contents
相続財産とは？
まず、相続財産を確認しましょう。相続財産とは相続の対象となる財産のことです。ただ、誤解されている方が多いかもしれませんが、亡くなった方のプラス財産だけじゃなくて、マイナス財産（負債）も相続財産になります。
代表的な相続財産には、不動産（土地、建物、借家、借地）や不動産上の権利（借地権、借家権）、金融財産（現金、預貯金、有価証券、貸付金、売掛金、小切手など）、動産（自動車、家財、貴金属、骨董品、美術品など）、その他（特許権、ゴルフ会員権、著作権、貸付金、借入金などの債務）のようなものがあります。
相続の相談は専門家にするべき
相続が発生すると、遺言書の確認から相続人の調査、財産の調査、遺産分割協議、相続不動産の登記、相続税の申告など、非日常的な手続きがたくさんあります。その中には、期限があるものもあります。期限を守りながら、手続きをスムーズに進めるためには、最初から専門家に相談することをお勧めします。
また、手続きを行う中で、連絡が取れない相続人がいたり、後から多額な負債を判明したり、相続人同士間に話が合わなかったりすることがよくあります。このように、相続の手続きは複雑で多岐にわたり、一般の方だとすべて対応するのが難しいため、専門家に相談した方が良いでしょう。
相続における各専門家の役割とは
相続手続きに関わる専門家は主に下記4ついます。
| 相談内容 | 司法書士 | 行政書士 | 税理士 | 弁護士 |
|---|---|---|---|---|
| 不動産名義変更 （相続登記) | 〇 | × | × | △ |
| 金融機関での相続手続き | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
| 遺産分割協議書の作成 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
| 遺言書の作成 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 相続税申告 | × | × | 〇 | × |
| 相続放棄 | 〇 | × | × | 〇 |
| 相続人調査 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 相続での紛争解決 | × | × | × | 〇 |
司法書士
司法書士は、相続において、法務局や家庭裁判所などへ提出するための書類を作成するので、書類作成の専門家です。また、相続した不動産の登記手続きは相続人本人以外に司法書士しか代行できません。
遺言に関しては、遺言書作成から遺言執行者の依頼、遺言書の検認まで裁判所へ申し立てる際に必要な書類作成を依頼できます。このほかに、遺産分割協議書の作成、裁判所へ申し立てる相続放棄のための書類作成も依頼できます。
行政書士
行政書士は、相続に関する業務として、相続人調査や金融機関での手続き、各種証明書類の作成、遺産分割協議書の作成などを依頼することが可能です。相続手続きが円滑に進んでおり、書類作成の代行だけで十分な場合には、行政書士に依頼するのが適していると言えるでしょう。
税理士
税理士は税金のプロです。個人事業主であれば、確定申告の際に税務書類の作成を依頼する機会が多く、身近に相談できる税理士がいる方もいるかもしれません。税理士は、「相続税がどの程度かかるのか」「どのような節税対策が可能か」といった税に関する相談に応じてくれる頼れる専門家です。
弁護士
弁護士は法律の専門家として、金融機関での相続手続きだけでなく、相続に関わるあらゆる法律問題を取り扱う専門家です。弁護士が代理権を持ち、依頼者本人に代わり契約などの法律行為を行う権利を指します。
弁護士は簡易裁判所だけでなく、地方裁判所、家庭裁判所、高等裁判所といったすべての裁判所で代理権を行使でき、遺産分割の交渉や調停において当事者の代理人として対応することが可能です。
相続の相談を司法書士にすべき理由
①不動産の登記が必要なケースがほとんど
不動産はもっとも一般的な相続財産のため、相続には不動産の登記が必要なケースがほとんどです。相続した不動産の登記は相続人本人以外に司法書士しか代行できませんので、専門家に依頼することであれば、司法書士に依頼することが多いと言えるでしょう。
②相続手続きを丸ごと投げることができる
相続税の申告と紛争解決以外のすべての相続手続きは司法書士が対応できます。相続人調査、金融機関（預貯金や株など）の相続手続き、不動産の名義変更、相続放棄、遺言、遺産分割協議など、丸ごと投げても問題ございません。仕事で忙しい方も安心して任せられるため、司法書士に依頼することをお勧めします。
③相続税の心配も要らない（ワンストップサービスを提供）
相続税が心配な方も多いでしょう。実際に司法書士は税理士と提携することが多いため、税理士を紹介することができます。司法書士は窓口になって対応しますので、手間がかからずに相続税の手続きもスムーズに完結できます。
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